米拘置所で、黒人青年が拷問により死亡
(last modified Mon, 24 Jan 2022 06:36:40 GMT )
1月 24, 2022 15:36 Asia/Tokyo
  • 米拘置所での黒人青年の拷問
    米拘置所での黒人青年の拷問

米カンザス州の拘置所で逮捕からわずか2日後に殺害された黒人青年の映像が公開され、同国の人々の間に怒りの渦が巻き起こりました。

イルナー通信によりますと、公開された映像では、17歳の黒人青年セドリック・ロフトンさんが2021年9月26日、拘置所に移送された後に死につながるような拷問を受けた様子が示されていました。

彼の死は、2020年に起きたジョージ・フロイドさん殺害事件と同様に、アメリカの人々の怒りを掻き立てました。

ロフトンさんの遺族が殺害実行犯らの裁判を要求しているにもかかわらず、同州セジウィック郡のマーク・ベネット検察官は、彼らが自己防衛を行ったとして、その罪状も宣告せずに起訴されないと発表しました。

公民権運動組織・NAACP全米黒人地位向上協会は、この殺害を行った者たちの罪状を公表するように求めています。

2020年5月には、46歳の黒人男性ジョージ・フロイドさんが、当時警官だったデレク・ショービン受刑者に約9分間も膝で首を押さえつけられた末に死亡しました。

フロイドさんの殺害の様子を映した映像が公開されたことで、アメリカでは警察の暴力や人種主義に抗議する大規模な運動が起こり、世界の様々な国にまで波及しました。

 

 


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