英ジョンソン政権前閣僚、「ムスリムであったために解任された」
(last modified Mon, 24 Jan 2022 06:38:41 GMT )
1月 24, 2022 15:38 Asia/Tokyo
  • 英与党・保守党のナスラト・ガニ元閣外相
    英与党・保守党のナスラト・ガニ元閣外相

英与党・保守党のナスラト・ガニ元閣外相が、「自分はイスラム教徒であったがために解任された」と語りました。

IRIB通信によりますと、パキスタン系であるガニ現下院議員(49)は、「自分はイスラム的な信条を持っていることを理由に、2020年に運輸省の閣外相を解任された」と述べています。

また、イギリスの新聞サンデータイムズのインタビューに対し、「2020年2月、ジョンソン現政権の内閣改造の中で、運輸省での自らの役職を解任された」としました。

さらに、「当時、イギリス議会内の院内幹事長から、私のムスリムぶり、私がイスラム教徒であるという問題が、閣議での問題として提起・議論されていたと告げられた」とし、この問題を聞かされ侮辱されたと感じた、と強調しました。

イギリス首相府は、今なおこれに関して釈明していませんが、イギリス保守党のマーク・スペンサー院内幹事長は、発言内容に関して特にガニ氏に目をつけていた、と語っています。

カナダ・トロントにあるイスラム現代思想研究所の政治評論家であるZafar Bangash主任研究員は、ガニ氏の解任報道について、「ジョンソン首相は、公然としたイスラム排斥主義者である」との見解を示しています。

西側諸国におけるイスラム排斥は、イスラム教徒に対する事件立件や、イスラムの神聖に対する侮辱、イスラムやイスラム教徒に対する大々的なマイナス報道といった形でなされています。

 

 


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