G20 財務相・中央銀行総裁会議がインドネシアで開始

G20・主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が、インドネシアで始まりました。

NHKによりますと、G20の財務相・中央銀行総裁会議は、議長国インドネシアのジャカルタで、日本時間の17日木曜午前10時すぎに開始されました。

日本からは財務省の神田財務官が現地参加し、オンラインで日銀の黒田総裁が出席しています。

会議では、足元のオミクロン株の感染やワクチン普及の状況、それにサプライチェーン・供給網の混乱や、原油価格の高止まりなどに伴うインフレの長期化が世界経済に与える影響について議論される見通しです。

また、記録的な物価上昇が続くアメリカの金融の引き締めをめぐり、景気への影響を懸念する新興国を中心に意見が出されるものとみられます。

なお、IMF・国際通貨基金は先月、アメリカのインフレや中国の景気減速などで、今年の世界経済全体の成長率が去年より1.5ポイント低い4.4％になると予測していて、各国が景気回復に向けてどのように協調していくかもテーマになる見込みです。

今回の会議は18日金曜まで2日間の日程で、議論の成果を共同声明として発表する予定です。

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