ロシア下院議長、「戦争を望まず」
2月 19, 2022 17:32 Asia/Tokyo
ボロディン・ロシア下院議長が、戦争やこれをめぐる西側の喧騒への反対を示すとともに、ウクライナ東部のドネツクおよびルハンスク両地域の住民に対する支持を表明しました。
IRIB通信が19日土曜、報じたところによりますと、ボロディン下院議長は「挑発的なアメリカの疑惑提示の目的は、国際社会を混乱させ、迷わせることにある」とし、「我々は戦争を望んではいないが、ドネツクやルハンスクの同胞を防衛する用意はできている」と述べています。
また、「ヨーロッパ諸国の首脳陣は、ウクライナ情勢に対し沈黙を決め込んでいる。その一方でヨーロッパは、ウクライナで予想されるあらゆる戦争の舞台となるだろう」としました。
ロシアとウクライナの緊張が最高潮に達している中、ロシア・スプートニク通信は19日金曜、ウクライナ東部に位置するドネツク市で乗用車が爆発したほか、ルハンスク市近郊のマラヤ・ヴェルグンカ地区でガスパイプラインが2箇所で爆発した、と報じました。
ウクライナ東部ドンバスは、ドネツク州とルハンスク州、およびそのほかの複数のロシア人居住区で構成されており、この2つの州は2014年のウクライナ政権交代後、一方的に同国の中央政府の管轄からの独立を宣言しました。
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