WFP世界食糧計画が、世界での食糧不足に関して警告
3月 30, 2022 18:06 Asia/Tokyo
WFP国連世界食糧計画が、「ウクライナ戦争で、世界における約1億2500万人分の食糧送付に向けた当組織の努力が水泡に帰しつつある」として警告しました。
ロイター通信によりますと、デイビッド・ビーズリーWFP事務局長は29日火曜、国連安保理会合において、「ロシアとウクライナの戦争により、ウクライナや地域が破壊されているのみならず、第2次世界大戦にもなかった世界規模での影響が出るだろう。それは、ウクライナが『世界のパンかご』、すなわちパンの供給国からパンの受給国と化しているからだ」と述べています。
また、「WFPは従来、穀物の需要量全体の50%をウクライナから買い上げていた」としました。
さらに、「今回の危機は、ロシアとベラルーシからの堆肥不足のため悪化している。それは、自国の作物に肥料を与えなければ、そのうち50%以上が枯れてしまうからである。このため、我々は今後数ヶ月以内に大惨事の月がめぐってくると予想する」と語っています。
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