ホロコーストを否定した93歳のドイツ人女性が禁固6ヶ月
93歳のドイツ人女性が、ホロコーストという事実に反対する発言を行ったとして、6ヶ月間の禁固刑となりました。
イギリスの新聞デイリーメールによりますと、第二次世界大戦中にナチス・ドイツが行ったユダヤ人の大量虐殺・ホロコーストを何度も否定して有罪判決を受けたドイツ人女性ウルスラ・ハーバーベック氏(93)は、「アウシュビッツ収容所は内部にガス室が存在せず、強制労働の場所だった」と語っています。
ハーバーベック氏はドイツ・ビーレフェルト近郊の町ボルトの出身で、他にも5つの罪で有罪判決を受けていました。
このうち最新のケースでは昨年10月、公の式典においてアウシュビッツのガス室と強制収容所は「事実ではない」と述べた後、独ベルリンにある地方裁判所で禁錮6か月の刑を受けています。
このドイツ人女性はまた、昨年8月にはニーダーザクセン州の地方裁判所で禁固2年の刑を宣告されました。
ハーバーベック氏はこの判決を不服として控訴していますが、他の控訴裁判がまだ進行中であることから、裁判所は今回保釈を許可しませんでした。
ハーバーベック氏は、自分はただ単に1つの信条を繰り返しているだけだと主張しています。
シオニスト政権イスラエルは、ドイツ・ナチ党が第二次世界大戦中に約600万人のユダヤ人を殺害した、と主張しています。一部の歴史家はこの問題に疑問を呈し、禁錮または罰金刑を宣告されました。
ドイツでは、ホロコーストに対する異議申し立てをした場合、最大5年の禁錮刑が科されることになっています。
イスラエルの新聞イディオト・アハロノトによる以前の世論調査によりますと、アメリカ人の約31%は、いわゆるホロコーストでの実際の死者数は過去の公表数よりも少ないと考えています。