ロシア、「非友好国」国民へのビザ発給を制限へ
4月 05, 2022 19:12 Asia/Tokyo
ロシアのプーチン大統領が、「非友好国」の国民に対するビザ発給を制限する法令に署名しました。
ロイター通信および、日本の報道各社によりますと、ロシアのプーチン大統領は4日、対露制裁を発動した「非友好国」への報復措置の一環とし、「非友好国」の国民に対するビザ発給を制限する法令に署名し、これは4日から発効しています。
これにより、ロシアがEU加盟国の一部やノルウェー、スイス、アイスランドとの間で発給している簡易ビザの発行が一時停止となります。
またロシアは自国の外務省のほか、関係機関に対し非友好国などからの入国に制限を課すよう指示しました。
大統領令では、非友好的な活動の定義や適用対象が不明確で、恣意(しい)的に使われる恐れがあるとともに、日本も「非友好国」に指定されています。
ロシアは日本との間でも発給手続きの簡素化を導入していますが、今回の対象には含まれていません。
なお、ロシアのガルージン駐日大使は先月の時点で、ウクライナ問題をめぐって日本がロシアへの追加制裁を発表したことから、ロシア側も日本に何らかの対抗措置を検討していることを示唆していました。