アルジェリアで4000体の遺骸発見;仏植民地支配時代の負の遺産
May 10, 2022 18:53 Asia/Tokyo
アルジェリア政府は、同国でのフランスによる植民地支配時代のものとされる4000体の遺骸が埋まった複数の穴が発見された、ことを明らかにしました。
ファールス通信によりますと、アルジェリアのラビガ・ムジャーヒディーン(独立戦争功労者)大臣は、国内の12州において1本から3本の穴が発見され、そのそれぞれにアルジェリア革命での行方不明者の10から400体の遺骸が埋まった状態である、としました。
また、「アルジェリアの独立戦争による行方不明者に関する事件は、アルジェリアの人々に対する植民地主義による一連の残忍な大量殺戮事件と同様に捉えられる」と述べています。
アルジェリアは132年間に渡り、フランスの植民地支配下にあり、1954年から1962年まで続いたアルジェリア独立戦争の中で、アルジェリア人100万人以上がフランス軍兵士によって殺害されました。
さらに、フランスはアルジェリアの一部地域で核実験を行い、この人体実験の結果を調べる目的で、それらの地域の住民を被爆させました。
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