米証券取引委、ツイッター買収でイーロン・マスク氏を調査へ
May 12, 2022 20:56 Asia/Tokyo
米証券取引委員会(SEC)は、自動車大手テスラCEOのイーロン・マスク氏がツイッター社の株を購入した際、報告を遅らせた可能性があるとして調査に乗り出しました。
これは米ウォールストリート・ジャーナル紙が関係者の話として11日報じたものです。
それによると、米国では上場企業などの株を5%以上取得した場合、10日以内にSECに報告することが義務付けられています。マスク氏は先月4日にツイッター株を9.2%取得したことを報告していましたが、実際には3月14日には5%以上を取得していた可能性があるということです。
この件については、マスク氏が報告を故意に遅らせることで株価の上昇を防ぎ、有利に株式の購入を進めたとして、ツイッターの投資家らが集団訴訟を起こしています。
また、今月5日は、米連邦取引委員会(FTC)が、マスク氏によるツイッター株取得が反トラスト法(独占禁止法)に違反しているかどうかの調査に乗り出すと報じられています。
マスク氏はこれまでのところ、株式取得の報告が遅れた理由について説明していません。
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