世界経済の成長見通しが下方修正
May 19, 2022 19:18 Asia/Tokyo
国連は、2022年の世界経済の成長見通しを4%から3.1%に引き下げました。
国連の経済社会理事会による、世界の経済成長に関する2022年中期予測は、アメリカ、中国、EUなどの先進国や、発展途上国を含むその他の国々の経済評価に基づいて算出されました。
AP通信によりますと、国連は18日水曜、食料やその他製品の価格の高騰、インフレ率の上昇、ウクライナでの戦争の影響による新型コロナウイルス後の景気回復の足踏みを理由に、2022年の世界経済の成長見通しが引き下げられたと発表しました。
さらに、ロシア・ウクライナ間の紛争が激化した場合には経済危機がさらに悪化し、世界経済の成長は著しく鈍化する可能性があると警告しました。
また、2022年に入ってからの世界のインフレ率が、2010年から2020年までの平均の2倍となる6.7%に達しているとしました。
一方、2022年のアメリカの経済成長は2.6%、中国の経済成長は4.5%と予測されています。