WHOが緊急会合、各国でのサル痘の感染拡大受け
May 21, 2022 19:20 Asia/Tokyo
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サル痘
世界の多数の国でサル痘が急速に感染拡大していることを受け、WHO世界保健機関が20日金曜、この問題に関する緊急会議を開催しました。
イルナー通信によりますと、サル痘はこれまでにベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、イギリスの欧州8カ国のほか、アメリカ、カナダ、イスラエル占領地、オーストラリアで感染が報告されています。
ドイツは、サル痘の感染拡大を、ヨーロッパ史上最大規模だとしています。
サル痘は天然痘系列の感染症の1つであり、ウイルスにより感染しますが、その大幅な感染拡大の可能性は低いとされています。
複数の実験所の研究から、このウイルスは人間のほか、ネズミやウサギも感染する可能性があるということです。
このウイルスの人間同士の感染例は、1970年に初めて報告さていました。
また2003年にも、アメリカの保健衛生当局が国内でのこのウイルスへの感染例があったと報告しています。
サル痘の初期症状には、発熱、頭痛、筋肉痛、腰痛、リンパ節の腫れ、悪寒、倦怠感などがあります。
皮膚の炎症も可能性として考えられ、それは通常は顔面にまず発生し、それから体の他の部分に広がります。そして最終的にそれはかさぶたとなって脱落します。
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