ロシア国防省、「アゾフスタリ製鉄所が完全に解放」
(last modified Sat, 21 May 2022 11:40:14 GMT )
May 21, 2022 20:40 Asia/Tokyo

ロシア国防省は、ウクライナ人ナショナリストらが立てこもっていたマリウポリのアゾフスタリ製鉄所の敷地を完全に解放したと発表しました。 

ロシアのスプートニク通信によりますと、同国国防省報道官のイーゴリ・コナシェンコフ少将は、「ウクライナのナチ組織『アゾフ』戦闘員によって4月21日から 封鎖されてきたマリウポリのアゾフスタリ製鉄所の敷地が完全に解放された」と発表しました。

コナシェンコフ報道官によれば、アゾフスタリの地下に潜伏していた戦闘員らはロシア軍の全面的な統制下に移行しました。これにより、5月16日から開始の作戦で、製鉄所の敷地内に立てこもっていたナチ組織「アゾフ」とウクライナ軍の戦闘員の合計2439人が武器を捨て、投降しました。

コナシェンコフ報道官は、投降したアゾフ大隊の司令官は、地元住民からの報復を回避するため、装甲車に乗せてアゾフスタリ製鉄所から連れ出されたと補足しました。今月20日には、最後まで立てこもっていた531名の戦闘員も降伏しているということです。

ロシアの報道各社は「ウクライナ軍は降伏した」と報じていますが、ウクライナ当局は声明の中で、「降伏」という表現は使用していません。

マリウポリはドネツク州第2の都市であるとともに、ウクライナ有数の工業都市・学園都市とされています。

 


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