エジプト・サッカラ遺跡で、ひつぎ250基と小像150体が公開
May 31, 2022 18:39 Asia/Tokyo
エジプト・サッカラ遺跡で、古代エジプトのひつぎ250基と小像150体が公開されました。
フランス通信が31日火曜、報じたところによりますと、30日月曜に公開されたこれらの遺物には、古代エジプトの建築家・医者のイムホテプの像も含まれているということです。
エジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長によりますと、ひつぎは紀元前5世紀ごろのもので、中にはミイラが残っています。
ひつぎの一つからは、長さ推定9メートルの未開封のパピルス1点も発見されており、死後の世界を表した呪文などをまとめた「死者の書」とみられます。
これは修復・研究のため、首都カイロ中心部にあるエジプト考古学博物館の研究室に移送されたということです。
また、ひつぎはカイロ近郊ギザのピラミッド近くの大エジプト博物館へ運ばれます。同館は開館が遅れていましたが、年内にはオープンの予定です。
さらに、今回公開された小像は、さまざまな神や女神をかたどっています。
そのうちの一つのモデルとなったイムホテプは、紀元前3世紀に活躍した三振的な建築家で、古代エジプト最初期のジョセル)王の階段ピラミッドを設計し、後に神格化され、医術の神となっています。