May 31, 2022 20:55 Asia/Tokyo
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アメリカ国防総省が、米軍の死亡者数は戦争より自殺によるものが多くなっていることを明らかにしました。

米紙ワシントンポストによりますと、国防総省は米兵の自殺が1938年以来最高水準に達しており、その多くが女性であるとしています。

Deana Martorella Orellanaさんは自殺した米兵の1人です。彼女は子ども時代から、故郷のペンシルベニア州チャールロイにある、世界のさまざまな戦場で命を落とした人々の名前が刻まれた「栄光の壁」を、家族とともによく訪れていました。

しかし今年は、家族とともに訪問する彼女の姿を見ることはできません。なぜなら、28歳のDeanaさんはリンカーン記念堂前の階段で45口径のライフルによって自分自身を撃ち抜き、自ら人生を終えた女性米兵の列に加わったからです。

母親のLaurieさんは、「精神衛生状態について話す人は誰もいません。そのようなことをすれば、弱い人間と見なされ、レッテルを貼られたり将来の収入に影響を与える可能性があるからです」と語りました。

一方で米海軍は先日、空母ジョージ・ワシントンで自殺が相次いだことを受けて、200人以上の乗組員を下艦させたことを発表しています。

 


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