2016年12月16日(山口・芝田)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
(山口)さて、今年も残すところあと半月ほどとなりました。日本ですと、街中にはクリスマスソングが流れ、また歳末大売出しも始まっているころかと思います。今年もあれよあれよという間に過ぎてしまったように感じますが、今年の一番大きな出来事の1つは、やはりスポーツの祭典リオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピックでしたよね。他にも、最後の最後まで論議を呼んだアメリカ大統領選挙もインパクトが大きかったと思います。しかし、その一方で気がついてみると、ボクシングチャンピョンのモハメド・アリ、イランの映画の巨匠アッバス・キアロスタミー監督、日本の昭和の大横綱千代の富士、東京オリンピックの女子体操金メダリストのチャスラフスカ、そしてつい最近ではキューバ革命の最高指導者、フィデル・カストロなど、有名な人物が次々に亡くなっているんですよね。今年を振り返ってみてどのように感じたでしょうか?
(芝田)振り返るとずいぶんといろいろなことがありましたね。次のオリンピック、パラリンピックは東京で開催されます。きっとあっという間に訪れるのでしょうね。
(山口)今年も、世相を見ていますと悲喜こもごもの1年といってよかったかもしれませんね。しかし、時間は後に引き戻せませんし、亡くなった偉人たちの偉業を称えてご冥福を祈るとともに、将来を見据えてこれから新たなスタートを切りたいものです。
(芝田)私たちラジオ日本語も、放送時間が変わる、という大きな出来事がありました。私がここで働くようになってから初めてのことでした。それによって生活のリズムもずいぶん変わり、個人的にはそんな変化があった一年でした。
●リスナーより
「初めて受信報告書をお送りいたします。イランのことやイランの主張がよく分かります。途中フェージングで聞き取れないところもありました。外部アンテナをつけると聞こえますが、夜のほうが電波の状態が良いので、夜の短波放送再開はリスナーにとってよいと思います。小中学生のころBCLをやっていましたが、久しくやっていませんでした。育児が終わり自分の時間が持てるようになり、またBCLを始めました。当時のアナログ表示のラジオは、実家の押入れに入ったままですが、最近のデジタル表示の小型のラジオは、すぐ選局できて便利です。インターバルシグナルが聞けないのが少し寂しいです」
●ラジオより
T・O さん、初レポートを有難うございます。IRIBラジオ日本語は、中東イスラム圏からの唯一の日本語放送として、イランやイスラムのホットな情報を、イラン独自の視点から日本語で直接お届けしております。是非今後とも続けてお聞きいただき、イランやイスラムへのご理解を深めていただけますことを願っております。それでは、芝田アナウンサーからもこのリスナーの方に一言メッセージをお願いします。
(芝田)はい、初めての受信報告、ありがとうございました。育児が終わって一段落し、BCLを復活されたということでした。今後もたくさんの受信報告をお送りください、お待ちしております。
●リスナーより
「こちら日本では、先日立冬を迎え、今日は木枯らし1号が吹きました。秋も終盤になりこれから全国各地で紅葉が楽しめる時期になりました。日本ではこの時期、休日になると紅葉を見るために名所といわれる場所は大賑わいになりますが、イランではどうでしょうか?」
●ラジオより
K・Oさん、お便り有難うございます。イランは大自然の多様性に恵まれていまして、砂漠一色というイメージとは全く違うんですよね。確かに砂漠もありますが、豪雪地帯もあれば緑豊かな湿潤地帯もあります。しかも、これから冬にかけては北のほうではスキーが出来る一方で、南のペルシャ湾の沿岸では海水浴ができ、もちろん内陸の砂漠地帯ではラクダ乗りもできるというバラエティに富んだ気候風土になっています。そういえばつい最近、ラジオ日本語のサイト内の「イランの美景」のコーナーで、確かイラン北部マーザンダラーン州の紅葉について紹介されていました。大自然が織り成すこのパノラマショーを、芝田アナはイランでは見たことはありますか?
(芝田)はい、特に山間の道は本当にきれいですよね。途中、川が流れているところでは、ほとりで一休みするイラン人の姿も見られます。夏にはこの川の中に入っていって、水遊びをしている人やバーベキューをしている人の姿がありました。
(山口)これほど日常生活にインターネットや衛星放送、携帯電話が影響力を持つようになってきている現在、しんみりと自然を愛でる暇もない、という方が多いかもしれませんが、最近ではスーパームーンが話題になりましたよね。昔の偉大な歌人のように、大自然を味わって一句詠むなどということはできないにしても、せめて自然の素晴らしさに目を向ける余裕ぐらい持てたらいいですよね。
●リスナーより
「自然保護の番組で、森林伐採問題について伝えられたことを聞き、不必要な伐採をすることなく、森林の保全に努めなければ、と強く実感しました。また、二酸化炭素の排出の問題についても伝えられ、大変興味深く聞きました。この問題は、環境関係の国際会議でも一番多く取り上げられる議題ですので、世界中の人類が真剣に考えなければならない、と思います」
●ラジオより
(山口)K・Tさん、お便り有難うございます。イランでも、環境保護の問題は決して遠い外国の問題ではなく、切実な問題となっています。その代表例が、テヘランを初めとする大都市の大気汚染問題です。これは、近隣諸国から拡散される砂塵も関係していると思います。他にも、北西部ウルミーエ湖の枯渇問題が知られています。一方でイラン北部は日本と似た湿気の多い気候とあって、緑が豊かな地域ですが、今後それこそエルニーニョ現象で、カスピ海沿岸地域の樹林が消滅、などということにならないようにして欲しいものです。聞くところによりますと、北極のグリーンランドは、今でこそ大半が氷雪地帯であるものの、大昔はその名の通り、緑の大地だったらしいんですよ。
(芝田)テヘランは周りを山に囲まれているので、どうしても大気が溜まってしまい、風が吹かないと汚染された空気が溜まっていくことになります。学校が休みになったりするほど、深刻な日もありますよね。あとは、風邪を引くとなかなか治りにくく、特に咳が止まらなくなります。ラジオ日本語がお送りしている「自然環境について考える」という番組、毎回、自然環境の破壊の原因についてさまざまな角度から分析している番組ですが、これを読んでいると本当に恐ろしくなりますよね。
(山口)本当にそうですね。以前のこの番組でも、エルニーニョ現象とラニーニャ現象について取り上げましたが、今年は日本も世界も地震が多かったですよね。先だっては東京やその近県で54年ぶりの11月の積雪など、異常な現象が相次いでいます。これはもしかして、私たち人類への前もっての警告かもしれませんね。
●北川アナウンサーの音楽コーナー
●特別インタビューコーナー
ゲスト;山下淳子さん
聞き手;山口雅代アナ
(山口)12月も半ばとなり、歳末のお買い物や大掃除ももうすぐ始まるころではないでしょうか。新年をすっきりした気持ちで迎えるためにも、心残りのないように1日1日を大切に過ごしたいものですね。
(芝田)私も少しずつ、部屋の大掃除を始めました。いらないもの、しばらく使っていないもの、もったいなくて捨てられなかったものを一度に処分したら、寝室だけでゴミ袋6袋になりました。おかげで今はすっきりです。掃除もそうですが、今年の初めから立てていたいろいろな目標、小さいながらいくつかあったのですが、やらなければ、と思っている間に今年も終わってしまいそうです。また来年にかけて、少しずつかなえていきたいです。まあ、まだ今年もあと半月ほどありますので、山口さんが仰ったように、毎日少しずつ、挑戦していければと思っています。
(山口)ごみ袋6つとはすごい!まさに思い切って断捨離されたわけですね。これで来年はすっきりして迎えられるのではないでしょうか。私も今年の残り2週間、最後のラストスパートでもう日と踏ん張りしたいと思っています。