2016年12月23日 (中村・芝田)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
●リスナーより
寒くなると食べたくなるのが鍋料理です。湯豆腐、ジンギスカン鍋などもよいのですが、我が家の一押しは「塩ちゃんこ鍋」です。最近は便利な素があるので、魚や鶏肉豚肉に、季節の野菜やキノコ類を入れるのですが、今年は白菜が高騰しています。イランの冬の鍋料理は何かありますか?あったらご紹介ください。
●ラジオより
中: 同じようなお便りはM.S.さんからもいただきました。さて、芝田さん、イランに鍋料理はありますか?
芝:私が知っている限りはないと思いますが。
中:イランでは日本の鍋料理を作りますか?
芝:たまに作ります。特にキムチや豆腐が手に入ったときには、すぐに鍋にします。野菜がたくさんとれるのがいいですよね。
中:では、イラン人が冬によくいただく料理はありますか?
芝:それは中村さんの方がお詳しいですから、教えていただけますか?
中:こっちにふりましたね。冬だけに食べる料理というのはないんですが、雪が降ると食べる料理はあります。アッシュと呼ばれる、濃厚なスープで、体がとっても温まります。豆や麺、ハーブがたくさん入っていて、栄養的にも優れていると思います。主人の家族は雪が降ると、互いに電話をかけあって、だれかこのアッシュを作らないか探して、見つかるとその人の家に押しかけるというのをやっていました。雪遊びの後にアッシュを食べるのは本当に最高です。
●リスナーより
巨大肉のドネルケバブの作り方をテレビでやっていたのですが、鶏肉なんですね。そして表面から焼き、ナイフで薄く切り落としてまた表面を焼くの繰り返し。今日はこの辺で。
● ラジオより
中:ドネルケバブ、こちらでは、キャバブトルキー、つまりトルコのキャバブという名で親しまれていますが、イランでは鶏肉だけではありませんよね。
芝:そうですね。大抵のお店の店頭には2種類のお肉が並んでいます。ひとつは鶏肉で、もうひとつは赤身の肉、牛か羊です。それを薄く切り落としたものを、たまねぎやピーマンなどの野菜と一緒に混ぜて炒め、大きなパンに挟んで渡されます。熱々のできたてでおいしいですよね。
中:そうですよね。肉も野菜も盛りだくさんで、それに生の玉ねぎやパセリもはさみマヨネーズをかけて食べるのが、好きなんです。でも夕食には食べられませんね。お昼に食べてもボリュームたっぷりで夕食がいらないほどです。
●リスナーより
今日のラジオ日誌で芝田アナが書かれていましたが、先日のスーパームーンはテヘランで見られたのですね。スーパームーンをイランの人々が楽しみにしていた様子を知りました。月が海の潮の満ち引きに関与しているのはよく知られていることですが、韓国ではスーパームーンの影響で潮位が上昇して被害が出たところがあるそうです。また、月は人間の体にも影響を及ぼし、たとえば気分が高揚して夫婦げんかが起きたりすることもあるとか。幸いなことに我が家では夫婦げんかなどは起きずに無事に済みました。
●ラジオより
中:私のうちでもけんかはしませんでしたが、気分が高揚してもっと仲良くなったりはしないんでしょうかね。さて、スーパームーンは、私は残念ながら見なかったのですが、芝田アナはラジオ日誌にも書かれていたように、わざわざ郊外に見に行ったんですよね。
芝:そうですね。テヘランは大気汚染がひどい頃だったんですよね。市内ではぼんやりとかすんで見える程度でしたが、やっぱり郊外に行くと光の強さが違いましたね。本当にスーパーでした。イラン人も結構見に来た人が多かったのでびっくりしたんですが、絶好のスポットを知っているんですよね。車から降りてがけになっている場所に入ったら、通りからは見えなかったのですが、大勢のイラン人が写真を撮っていました。あれはびっくりしましたね。あとは、わりときわどい場所に車を止めて撮影に熱心な人たちもいました。このスーパームーン、月が地球に最接近するというので、いろいろな影響が騒がれていたのですが、地震が増えるなんていうことも言われていましたよね。
イランでも夫婦喧嘩が多かったりしたんでしょうか。
中:さあ、どうでしょう。私の周りはみんな仲良くしていましたけれど。
●リスナーより
私が住む地域は太平洋側気候のため、東北地方としては温暖で降雪量は少ないのですが一晩で30㎝の降雪を記録することもあります。出勤前の忙しい時間帯であっても玄関前と駐車場の除雪は欠かすことができません。最近の除雪用具、スコップラッセルは軽量化が進んで作業が楽になりましたが、雪が多いときはママさんダンプと呼ばれるスノーダンプが必要になってきます。イランではどのような除雪用具が使われていますか。
●ラジオより
中:このスノーダンプというのは、雪が降ったときに遊ぶそりにU字型の取っ手が付いたようなものですが、テヘランの除雪道具にはスノーダンプは必要ではないようですね。
芝:でもテヘランで雪が降ると大変ですよね。坂道が多いので、のぼりは登れないし、くだりはつるつるとどこまでも滑っていきます。先日、ニュースで見たのですが、上から坂を滑り落ちていく車が、停まっている車にぶつかり、それがまた下に滑っていって、将棋のように次から次へと車が滑り落ちていっていました。テヘラン北部の山の上の方に住んでいる人は、雪が降ると車が来てくれないため、出かけられない、ということもあるみたいですね。
中:そうなんですよね。わたしも大学の授業が朝の8時から始まるので6時15分くらいには車に乗らなければならないのですが、朝早いとまだ除雪されていなくて、タクシーも事故を起こすのは割に合わないと来てくれないんですね。だから、この時期は大学の日だけは雪が積もらないように念じています。さて、テヘランの除雪風景ですが、主に通りに積もった雪とマンションの屋上に積もった雪を除雪しますね。通りの雪は、市役所が朝早くから砂利と塩の混じったものをトラックから撒いていきます。そうするとその部分から溶けていくんですね。マンションの屋上はこれはもう人力で、マンションの住人が協力してやることもあれば、人を頼んで除雪してもらうこともあります。屋上からまとまった雪が通りに落ちてくるので雪がやんだ後は注意が必要です。最近では屋上の防水が進歩したとかで、雪をそのままにしておいても屋上が凍結して水漏れすることはないそうです。ですから、昔ながらの屋上の除雪は徐々に減りつつあります。テヘランでは1階が雪に埋もれることはないですが、テヘランから車で数時間の所にあるガズビーンなどでは朝起きると1階が真っ暗になっていて、2階から出入りしなければならないことがまだあるそうです。一度経験してみたいものですよね。