1月 07, 2017 20:09 Asia/Tokyo
  • 邪視で害するという概念

私には3歳になる甥がいます。ですが、男の子であるにもかかわらず、髪が長くて巻き毛であり、とてもおしゃべり好きで面白みのある子です。

さて、数日前にこの甥が誤ってコインを飲み込んでしまい、病院に運ばれて手術にまでいたるという出来事がありました。そのとき、私の親族や知人たちはみんな口をそろえて、髪が長すぎるから、誰かに邪視で害されたんだ、と言っていました。しかし、私はそれは違うと強く否定しました。ですが、後になっていろいろ調べた結果、この邪視で害するという概念は昔からあり、人間の目やまなざしには大きな力があることがわかりました。これは、日本で言うと呪いに近いものでしょうか。イランではこうした他人からののろいに満ちた視線を避けるために、青いガラス製の丸いお守りのようなものを子供の服につけます。真ん中には点があって目のように見え、このお守りはマサルボンジュと呼ばれています。これは、日本の神社のお守りやお札に似ているのではないでしょうか。

2017年1月7日   サーベリー