1月 11, 2017 19:21 Asia/Tokyo

今週の金曜広もお楽しみください。

(山口)さて、遂に2017年がスタートしました。と申しましても、独自の太陽暦を使っているイランでは、西暦の存在は知られてはいるものの、全くの平常モードですよね。

(中村)本当ですね.雰囲気全くなしですね。

(山口)確かにイランでは現在お正月ムードではありませんが、西暦の新年も現実的には存在しているわけですから、「1年の計は元旦にあり」といわれるように、自分の生活を見直すチャンスと捉えて、さらなるステップアップの機会にしてもよいのではないかと思います。

●リスナーより

「ラジオ日誌で、シャベヤルダーの時に食べるスイカが真っ赤な時はあたりで、白っぽい時は残念でした、ということですが、それを聞いて中々面白いと思いました。ところで、話は変わりますが、日本では赤い色が縁起がいいとされていますが、イランではどのような色が縁起がいいとされているのでしょうか」というご質問です。

●ラジオより

K・Oさん、ご質問有難うございます。参考までに、イランの国旗はご存知のように上から緑、真ん中が白、一番下が赤というデザインになっていますが、やはりイランではこの3色が縁起がいい色であると見なしてよいのでしょうか?

(中村)イランには縁起がいい、と言う考え自体がないのではないかという気がします。色にまつわるイメージというのはありますよね。赤は殉教者の血の色、緑はイマーム・ホサインの象徴、そして黒は、喪服の色であると同時に、高貴な色とされますよね。この点は日本と同じですね。

(山口)なるほど、それぞれの色に意味や願いが込められているわけですよね。以前にテレビやインターネットなどで、外国の結婚式やお葬式の様子を見たことがありますが、花嫁さんの純白のウェディングドレスや、お葬式の際の喪服はほぼ世界的に共通しているといってよいかも知れませんね。

(中村)うーん、実は韓国ではお葬式のときの色は白だそうですよ。

(山口)それははじめて知りました。ところ変われば品変わる、ですね。

●リスナーより

「このごろは、男性よりも女性の方が積極的なのでしょうか。また、イランの女性の方の進学率の高さの現れなのでしょうか」

●ラジオより

(山口)T・Oさん、お便り有難うございます。そういえばもうかなり前に、イランの大学生の60%が女子学生であるという話をきいたことがあります。イランでは、女性の副大統領がいますし、最近では大型のバスを運転する女性も見たことがあります。中村さんは、昨今のイラン人女性の社会進出の現状を見て、どのように感じられますか?

(中村)男性よりも積極的かと言われると、イランでは男女とも積極的な人が多いと言えるのではないかと思います。こちらでは、女性が働くことは少なくとも職場ではそんなにめずらしいことではなくて、でも女性であること、特に母親であることを尊重してくれるのが本当に助かりますね。子供が病気になったりしても割と簡単に休めますし。もちろん、家族によってはお嫁さんには外で働かせたくないと思っている古風なおうちももちろんありますね。その点は人それぞれだなあと思います。

(山口)そうですね。今では価値観も多様化しているといってよいのではないでしょうか。日本でも最近、「男性は仕事、女性は家庭」といった性的な役割分担ではやってゆけない、といったことをよく耳にします。イランでも、男性が結婚相手を選ぶ際に、昔なら家事や育児に専念してくれる女性を選ぶ傾向が強かったのが、最近では男性1人の収入だけでは苦しいので、職業を持ち収入のある女性を選ぶ人が増えてきているようです。今まさに、色々な意味で大躍進しつつあるイランに、これからは女性の力は欠かせないと思われます。

●リスナーより

「私は、12日にインフルエンザにかかっていると分かったので、5日間隔離とあいなりました。症状がきついのは最初だけですが、移さないようにこうなっています。イランではインフルエンザはどうですか?」ということです。

●ラジオより

(山口)T・Oさん、ご質問有難うございます。もうインフルエンザの方は回復されましたでしょうか。1日も早いご回復を願っております。さて、テヘランも冬本番となり、最低気温が氷点下となる日が目白押しですが、私の周りにも風邪をはじめ、おそらくウイルス性と思われる体の不調を抱えている方々が沢山いらっしゃいます。実は、インフルエンザにかかってしまった方も何人か知っているのですが、中村さんの周りではいかがでしょう?私はイランでは、インフルエンザの予防接種は聞いたことがないのですが、いかがでしょう?

(中村)そうですよね。わたしもイランに来てインフルエンザの予防接種、一度も見たことがないんですよ。学校でもインフルエンザの集団予防接種はしないんですよね。

(山口)ええ、実はこれについて、フ-シュファルスタッフに聞いてみましたところ、インフルエンザのワクチンはあるものの、予防ではなくてかかってしまった後の善後策だそうです。医療関係者の間では、かかってしまったら、果物や野菜、ターメリックなどの香辛料をとるようにといわれているそうですが、これではいわゆる泥縄ですね。また、風邪と一口に申しましても、最近では何々型などとタイプも沢山あって、症状や回復までにかかる期間も様々ですよね。インフルエンザも、鳥だったり豚だったりと色々あるようです。ですが、いずれも特に外出から帰宅した後のうがいや手洗いを徹底することから始めて、食生活や睡眠の充実をはかることで予防できると聞いています。この冬も体調に気をつけて乗り切りたいものです。

●リスナーより

「イランでは、パンを自宅で焼くことはありますか」ということです。

●ラジオより

(山口)M・Sさん、お便り有難うございます。イランのパンは種類も豊富で、まさにイランの食文化の一部を形成しているといっても過言ではないですよね。ところで、お料理に力を入れていらっしゃる中村さん、ずばりご自宅でパンを焼くことはありますか?

(中村)難しいですね。イランの小麦粉はいわゆるパンを作るのに適した強力粉が出回っていなくて、薄力粉でパンを焼いてもあの弾力が出ないんですよね。イーストはこちらでも手に入るんですが、強力粉だけは見つかりませんね。農学部出身の親戚の人に、強力粉は元になる小麦を栽培するのが薄力粉の小麦より手間がかかるからイランにはほとんどないんだと言われたことがあります。ですから、日本から強力粉を持ってきたり、グルテン粉を混ぜたりしています。最近では、日本のトーストに近い位のパンがいろいろ出ていますよね。助かります。

(山口)すごい。本格的ですね。聞いているだけでいいにおいがしてきそうですね。私もなんだか自家製のパンを作ってみたくなってしまいました。

●北川アナウンサーの音楽コーナー