2017年2月3日(北川・中村)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
●リスナーより
テヘランの気温が当地と同じくらいになると、いつもイランに対して持っているイメージが壊されます。イラン=暑いというイメージがIRIBを聞くようになって何年も過ぎたのにいまだに抜けません。子供のときに教科書で覚えたことを修正するのは大変です。イランの市場で食品産業を取り上げておりましたが、人間が生きていくためには食べなければならないのですから食料に関する産業は永遠に続くということです。イラン特有の変わった食材の缶詰があれば紹介してください。
●ラジオより
(北川)さて、中村アナ、イランは暑いというイメージ、確かにテヘランでは、夏は暑いかもしれませんが、今年は特に冬の寒さも格別ですよね。最低気温マイナス6度なんて日もあるわけですが、昨年に比べて、今年のテヘランの冬はいかがでしょうか
(中村)私の印象では去年も今年も寒さの割には雪が降らないですね。雨も少ないので全体的に乾燥気味です。数年前、降っては固まり降っては固まりして、学校が何度もお休みになったのが嘘のようです。やっぱり温暖化の影響でしょうか。
(北川)ところで、イラン特有の変わった食材の缶詰、ということで、真っ先に思いつくのがスーパーに普通に売ってある、羊の頭と足の水煮なんですが、アレをお土産で持っていったり、またはご自宅で食べてみたことありますか?そのほか、変わった食材の缶詰、何かありましたら教えてください。
(中村)羊の足と頭の水煮、出始めのころ、日本に留学していたテヘラン大の教え子に持って行ってあげたことがあります。それから、私は食べないのですが、主人が珍しがって買って食べたことがあります。足や脳みそや、舌などがほんの少しずつ入っていてたぶん、どの缶詰を買っても平等に味わえるんでしょうね。イランではほとんどの料理が缶詰に加工されているそうで、まあ変わったところでは、ハリームと言われる小麦や大麦をつぶしてゆっくり煮込んだおかゆのようなものも缶詰があるそうです。これは自宅ではなかなか手がかかりますから便利ですね。他にもアーシュと呼ばれるマメや肉の入った濃厚なスープも缶詰になっています。これらの料理は缶詰のほか、レトルト食品としても売られています。
(北川)そのほか、私が思いつくところでは、チョウザメの肉の缶詰でしょうか。これは私は、じつはイマームホメイニー国際空港でしか見たことがありません。2年前聞いたときは、確か2000円となかなかお値段も高めでしたが、興味ある方は、ぜひ探してみてください。確か搭乗口ロビーの付近にあったと思います。
●リスナーより
こちら新潟では冬になれば、日本海は頻繁に荒れるので、一ヶ月に何度も沖に出られるものではありません、開店休業状態がしばらく続く訳です。そこで、この冬は猫ちぐらでも編んで見るかと稲わらを大量に手に入れました。私の住む町内でも小規模ながら田んぼを所有しているお宅は何軒もありますので、神棚を祀る新しい注連縄を稲わらで作る年寄りも結構います。
日本では、昔から米を収穫した後の稲わらを捨てずに、ワラジ、ミノ、ムシロ、カゴ、飾り物などさまざまな民具、民芸品に利用しています。さてイランでも米作りは盛んに行われていますが、稲わらを用いての細工物などあるのでしょうか?
●ラジオより
(北川)さて、中村さん、猫ちぐらって何かご存知ですか?
(中村)えっと、かまどのような形の猫の部屋というかベッドというか、あれですよね。ネットで写真を見ていると猫ちぐらといっしょに猫がほしくなりますねー。
(北川)あと、イランの伝統工芸品にも、こういった植物の繊維を編んだものがありますよね。私の知っている限りでは、南東部スィースターン・バルーチェスターンのナツメヤシの葉を編んだ工芸品でしょうか?あとは湿地に生えるガマの繊維などもこういった工芸品に使われると聞いたことがあります。稲わらはわかりませんが、昔、米作りの盛んな北部の街道で、ほうきのようなものを路上で売っているのを見たことがあります。
(中村)私は昔、ショマール、カスピ海沿岸地方に行ったとき、わらで編んだバスマットを買ったことがあります。もともとイランの北部地方では農作業の時に麦わら帽子をかぶったりしていますよね。このバスマット、お風呂上がりに足下がさらっとするのでとっても重宝していたのですが、やはりテヘランは乾燥していますので2年もするとささくれてばらばらになってしまいました。おしいことです。ほかにもわらで編んだバスケットを見たことがあります。
インタビューコーナー:
大阪大学のペルシャ語専攻で、イランに留学していらした、土井ひかりさん、山本真由さん、渡邊あんなさんのインタビューです。
●リスナーより
日本時間で午前3時から4時まで観測しましたが、冬~春の星団星雲がすばらしい状態で観測できました。自分が定位置にしている観測場所には、時々親に連れられた子供が星座早見盤などを持って星座観察に来ていることもありますが、イランで天文関係の教育や啓蒙活動はいかがでしょうか。
●ラジオより
(北川)お便りありがとうございます。イランにもアマチュア天文学協会という組織がテヘランにあり、立派なホームページを持っています。また、スマホアプリで星の観測や天文学的な知識に関するニュースを流しています。また、光の少ない郊外で観測にいそしむアマチュア天文家も、細々とですが活動しているという話を聞きます。もともと中世の時代においては、世界で最新の天文学的知識を持っていたことを誇りにしている国なので、数のほどはわかりませんが、それなりにアマチュア天文家の数は存在すると思います。
●リスナーより
いよいよコタツのシーズンなのですが、日本語スタッフの中で、コタツをセットしていらっしゃる方はありますでしょうか?
●ラジオより
(北川)イランにも伝統的にあるコタツですが、さて、イランの住宅は日本に比べて保温性に優れ、また暖房も充実しているので、日本語スタッフといってもわざわざコタツを出した人を見かけないのですが。中村アナ、さすがにコタツは出していないですよね。
(中村)そうですよね、私が初めてイランに来たのは20年ほど前ですが、その当時でさえこたつはもう昔話の中のもので、実際には見たことがありません。電気屋さんで売っているのも見たことがありません。日本の実家ですら田舎の一戸建てなので寒いのは寒いのですが、もうこたつは出していませんね。私はこたつは好きなのですが、入ると出られなくなりますよね。せっかく暖まったのにもったいなくて。イランの家の暖房システムは、ほとんどがセントラルヒーティングで、やけども火事の心配もなくて安心です。