3月 08, 2017 20:51 Asia/Tokyo
  • 2017年3月10日(北川・福本)【音声】

今週の金曜広場もお楽しみください。

(北川)さて、福本アナ、イラン暦の今年も、残すところあとわずか、というか、10日ほどになっていますが、ノウルーズの準備、いかがですか?

(福本)ノウルーズの準備といいますと、筆頭に挙げられるのが大掃除ですよね。それから、お年始客をもてなすためのお菓子や果物、ナッツ類などの買い出し、そして縁起物を飾り付けるハフトスィーンのソフレの準備、加えて、お年玉用にお札を銀行で新札に替えたり、あと家族全員のお洋服や靴を新調したり・・・とまぁ、このように準備すべきことは山のようにある訳ですが。実は、北川さんもご存じのように、私は今回ノウルーズの前後にかけて日本に一時帰国する予定でして、ノウルーズは日本で迎えることになります。ですから大掃除は結構頑張ってやっていますが、それ以外の準備は今回は免除、といった感じです。北川さんご自身はご準備のほうは如何ですか?

(北川)私は何もやってません。ただ、楽器が例年、ノウルーズ以降に大幅に値上がりするんです。今年は演奏用のタールをもうひとつ買わなければならならないので、資金繰りがいろいろ大変です。

●リスナーより

イランが旅行先としてよいところが数多くある、ということがよくわかりました。僕も機会があればいってみたいと思いますが、現在、日本から旅行会社のツアーがあるのかないのか、少なくともあまり宣伝はされていない状況で、個人で旅行するとなると、言葉が心配です。ペルシャ語はまったくわからないし、英語にもそんなに自信があるわけでもないので、どうしても二の足を踏んでしまいます。

●ラジオより

(北川)インターネットで検索かけたところ、日本でもイラン行きのツアーを催行しているところはちらほら見かけます。そういえば私も初めてイランに旅行したときには、個人旅行でペルシャ語も英語もほとんどできない状態でしたが、別段不便を感じず旅行できたと思います。今は若い人は英語を話す人も多く、困っていれば誰かが助けてくれるので、2つの言語に自信なくても旅行可能だと思うのですが、福本アナ、イランに来て間もないころ、言葉ができなくて苦労した、と感じたことはありましたでしょうか。

(福本)私の場合は、イラン人の夫と結婚してからイランに参りましたから、常に夫という心強い通訳が傍にいてくれて、苦労した記憶はあまりないんです。来たばかりのころは、夫の実家に居候させてもらっていたのですが、家族団らんでテレビを見ている時に、皆が一斉に笑っているのに、わたしだけ意味がわからなくて、っていうことはありましたけれど。これは苦労のうちには入りませんね。

●リスナーより

ずいぶん以前になりますが、放送でお聞きした記憶では、イランでの縁起物は日本とはまったく異なり、イランの新年のお飾り、風物、縁起物の代表的なものが「7つのスィーン(Sの音)のつくもの」があったと記憶しています。「ノールーズ」の際に置く縁起物として、卵、ナッツ類、お菓子、果物、ろうそくたて、鏡、コーランなど以外に、日本で言う達磨に類似するものはありますか。よかったら教えてください。

●ラジオより

(北川)。さて福本アナ、ノウルーズの縁起物の中に人型をしたものはあまり見かけませんよね。

(福本)そうですね、と相槌を打ちたいところなのですが、北川さん、「ハジ・フィールーズ」って聞いたこと、見たことはありませんか?

(北川)あります。赤い服着て、顔を真っ黒に塗ってる人ですよね。  

(福本)はい、ノウルーズが近づくと繁華街や交差点に登場しますよね。そして、このハジ・フィールーズを模したお人形も、ハフトスィーンのソフレには飾られたりしています。達磨さんとは随分と意味合いの違うものですけれど。

(北川)福本アナのご自宅でも、この縁起物を例年、飾っていますか?その際、Sの音のつくものはいくつかあると思うのですが。Sの字がつくもの意外にも、飾るものはありますよね。

(福本)はい、その筆頭に挙げられるのが金魚、金魚鉢ではないでしょうか。日本では金魚は夏の風物詩ですけれど、イランではお正月・ノウルーズに飾られるものなんです。我が家でも毎年のように夫と息子が買ってくるのですが、なかなか長生きさせてあげられないんですよね。ちなみに、金魚は「希望」や「生命」の象徴なんだそうです。

●リスナーより

イランでは羊のレバーがポピュラーなのですか?日本では羊肉自体ほとんど見ませんね。ジンギスカンの盛んな北海道なら、羊のレバーもあるかもしれません。どんな感じの食材なのでしょうか?レバーといえば鶏しかしりませんので

●ラジオより

(北川)イランにはジギャルサラー、つまり羊のレバーの焼肉を中心に出す串焼肉店がよく見られます。私も昔、イラン南部のシーラーズの郊外で、羊のおいしいレバーを食べた記憶があります。とてもジューシーで、また食べたいと思いますが、最近は外食することが少ないので、まず食べることはありません。ですので、比較的一般的な食材だと思います。さて、福本アナ、こういったレバー、焼く以外に、どんな調理法があるかご存知ですか?

(福本)レバーの串焼き、息子の大好物なんです。でも、私自身がレバーが苦手なので、もっぱら我が家では男性二人で外に食べに行っております。で、レバーの調理法でしたね?2月に放送された「イランの食文化」では、このレバーを使ったレシピもご紹介したのですが、その中に、「レバーパテのサンドウィッチ」の作り方があって、レバーの苦手な私でも「美味しそう!」と思った記憶があるんです。よろしければ、レシピお教えしますよ。

(北川)あ、いいですね、パテ、大好きです。祖母が存命だったころ、祖母の好物でもありました。どうもドイツ留学とかもしていた人だったらしいので。

●リスナーより

私はサウナが大好きです。自宅の目の前に道の駅をかねている大きな入浴施設があるので、休みの日や、仕事が終わった後など、機会を見てはたっぷりと汗を流して疲労回復につとめます。イランでは公衆浴場はギャルマーベというそうですが、入浴好きの日本人として皆様も利用することはあるのでしょうか?イランの人たちはどうなのでしょうか。イランのギャルマーベ事情を教えていただけますか。

●ラジオより

(北川)いわゆる公衆浴場ですが、あかすりを行う人のいるハンマームという昔ながらの公衆浴場、そして日本で言うところの温泉に当たるギャルマーベですが、残念ながら私は見学に入っただけで、中に入ったことはありません。というのも、こういった場所は、たとえばハンマームだと地方の旧市街、温泉だと温泉地という、どうしても限られた場所にのみ存在するため、我々が一般的に使用することはなかなかないんです。福本アナはこういった公衆浴場について、何かご存知でしょうか?

(福本)北川さんのおっしゃるとおり、やはりちょっと足を伸ばさないとこの種の公衆浴場や温泉の恩恵には与れないですよね。でも、そうした伝統的な公衆浴場ではないのですが、我が家から車で10分ほどのところに、スパを銘打った日本の温泉を模した施設が数年前にオープンしたのですが、ご存知ありませんか?日本びいきのオーナーが、わざわざ日本から石灯籠やたたみをはじめ、和の物を揃えて日本の温泉を再現したという・・・。さすがに温泉が湧き出ているところではないので、入浴剤を使用しているらしいのですが、施設もサービスも素晴らしいそうですよ。