2018年1月 5日 (福本・北川) 【音声】
新年一回目の金曜広場です。 リスナーの皆さま、明けましておめでとうございます。 今週は兵庫県姫路市のラジオネーム・エムフォーさん、そして神奈川県川崎市のO・Kさんのお二人から年賀状を、そして、東京都府中市のS・Yさんからは新年のご挨拶と一緒に今年のカレンダーを送っていただきました。ありがとうございます。
●リスナーより
皆さま、お健やかに新春をお迎えのことと存じます。あけましておめでとうございます。
2017年は、私にとっては特別な1年となりました。大学受験を決意したものの、体調を崩して2018年冬の受験を断念、自宅で休養しています。ラジオ日本語の皆様、ならびにリスナーの皆様には、健康かつ楽しい1年になりますよう祈念申し上げます。
2018年も、日本人の知らないイランの姿を、ラジオならびにインターネットを通して見せて下さるものと期待しております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
●ラジオより
福本:
S・Yさん、新年のご挨拶とカレンダーをどうもありがとうございます。イラン暦、イスラム暦を中心に社会が回っているイランにあって、西暦のカレンダーは貴重です。北川さんは例年西暦のカレンダーはどうなさっていますか?
北川:
イラン暦のカレンダーに西暦もありますし、またスマホにはカレンダーがついているので、なんとかなっているのですが、それでも、ぱっと見えるカレンダーがあると便利だなとは思っています。
福本:
Sさんから頂戴したカレンダーは、さっそくラジオ日本語の部屋の壁に飾らせていただきました。体調を崩されたということですが、まだお若いのですから、・・・申し遅れましたがSさんは1999年生まれの18歳でいらっしゃいます。まずは体調を元に戻されて、それから満を持して受験に臨んでいただきたいと思います。それでは、北川さんからもSさんへのエール、いただけますか?
北川:
ざっくりしてますね(笑)そうですね。私も大学に入るまでの浪人期間が割りと長かったのですが、気づかないうちにストレスを抱えることが多かったようで、年中ずっと体の不調が続いた記憶があります。とにかく長期戦ですので、どうぞご自愛ください。
●リスナーより
12月13日 : 東京は郊外だと氷点下近くに。豊島区は3℃。午前6時10分あたりからノイズ下がり、内容がわかるように。1分後通常音声レベルに。開始がうそのようにキレイに入ります。
●リスナーより
12月2日: テヘランも3℃から13℃とのこと。あっと言う間にこの1年が終わろうとしています。リスナーへのインタビューは電波の状態が悪くて明瞭に聴取できなかったのは残念でした。
12月9日 : 今朝は最低気温が7℃でした。本格的な冬将軍の到来です。今朝は受信状態が良好で「金曜広場」を心ゆくまで楽しませいただきました。
●ラジオより
福本:
O・Tさん、N・Kさん、ありがとうございます。辛抱強く私たちの放送に耳を傾けて下さる様子が伺えて、頭の下がる思いです。今年もよろしくお付き合い下さい。
●リスナーより
日本の家事情ですが、「寒い」と言われているようです。確かにセントラルヒーティングの家は少なく、部屋ごとの暖房が中心です。自分の部屋もエアコンだけでは、なかなか体の手足、末端が温まらないため、冬場はコタツがやめられません。日本語スタッフの中で、テヘランのご自宅にコタツを設置されている方はありますか?
●ラジオより
福本:
コタツの上にミカン、そしてそこに猫が丸くなっている・・・という情景が思い浮かびますが、
さすがに「コタツを据えている」というスタッフはいないと思うのですが。イランのコタツ事情について、北川さん、ご存知のところをご披露いただけますか?
北川:
私もせいぜい1、2回しか見たことがないのですが、日本のコタツよりも小さく、ちょうど布団をかけて、その中に湯たんぽみたいな何かを入れておくという感じでしたね。温水暖房に取って代わられている感がありますが、下町の古いお宅にはまだあるかもしれません。
●リスナーより
インタビューを受けたSayakaさんのお話・・・大変魅力的にイランのことを伝えてくれました。私もぜひ訪問したい想いが募ります。
●ラジオより
福本:
N・Aさん、ぜひイラン訪問を実現なさってください。ところで、このSayakaさんへのインタビューは、北川さんがなさったんですよね。横浜を中心にDJとして活動していらっしゃるとのことですが、最近ではイラン音楽のライブイベントも手掛けられたということで、なかなか幅広く精力的に活動なさっているんですね。お声を聞く限りでは楚々とした印象だったのですが。
北川:
そうですね。私が参加したのはオールナイトのイベントで、SayakaさんのDJは品のよいジャズの選曲というのがとても印象的でしたね。イラン音楽だけでなく、さまざまな音楽のイベントの立ち上げにもかかわっていらっしゃるようです。
福本:
それは素晴らしいですね。インタビューを聞かせていただいて、私もいつか機会があれば、日本でSayakaさんの活動を拝見したいと思いました。
●リスナーより
この度、イランのポロ競技と楽器キャマーンチェの製作・演奏が世界無形遺産に登録されたそうですね。イランには13もの無形文化遺産があるとのことで、イラン文化の偉大さを改めて感じている次第です。
●ラジオより
福本:
この、ポロ競技とキャマーンチェがユネスコの無形文化遺産に登録された出来事については、12月28日の特別番組で詳しくお伝えしました。パールストゥディのサイトではポロの映像やキャマーンチェの巨匠が奏でる音声を公開しています。ぜひ、サイトでもお楽しみください。ところで、西アジアの音楽に詳しい北川さんとしては、今回のキャマーンチェの無形遺産登録、どのように捉えていらっしゃいますか?
北川:
そうですね。キャマーンチェが世界的に認知されるようになった結果なのかと思います。イランの音楽家が海外で公演を行う機会も増えているようですし、特にヨーヨー・マのシルクロードアンサンブルにも参加しているケイハン・キャルホールの知名度も、世界レベルになっている現状、ごく自然な流れなのかなと思います。
福本:
私もかつて、キャマーンチェに憧れて「習ってみたい」と思ったことがあるのですが、友人から「あの楽器は、習熟するまでにかなり家族に忍耐を強いるから、あなたにはお勧めしないわ」と言われてしまいました。北川さんはタンブール、セタール、タールとこちらの弦楽器をたくさん弾きこなしていらっしゃいますが、キャマーンチェはいかがですか?
北川:
私は残念ながら、ですが、周囲にキャマーンチェに興味を持つ音楽家の友人は多いです。どんな楽器もそれぞれの難しさはありますが、確かにキャマーンチェはとても難しい楽器だと思います。1曲を弾きこなすようになるまでのハードルがすごい高い楽器ですね。最初はひどい音しかなりませんし、音程もフレットがないので、正しく音を出すまでに時間がかかります。この点、音程が決まっていて、弦をたたくことでひとまず音の出るサントゥールは、比較的初心者にもなじみやすい楽器なのかなと思います。ただ、繰り返しですが、どんな楽器でもそれぞれの難しさがあります。
福本:
それぞれの難しさ・・・、そうなんですね。毎日そうした楽器と向き合っている北川さんならではのコメントでしょうか。