イラン博物館めぐり(10);アーブギーネ博物館
3月 28, 2021 15:12 Asia/Tokyo
アブギーネ博物館は、イラン初の「ガラスと陶器の博物館」であり、アーブギーネとは、ガラスの意味で水のようにきらめくことを意味します。この博物館は、ガージャール朝最後の王アフマド・シャー時代およびパフラーヴィー朝時代にイラン首相を務めた政治家で、ガヴァーモッ・サルタネとして知られる、アフマド・ガヴァームの邸宅内にあります。
建物の一般的な建築様式は、19世紀のイランとヨーロッパの建築様式の融合によるもので、建物の表面はレンガ、漆喰、エナメル、象眼細工、鏡細工で美しく装飾されています。
2階建てのこの博物館には6つの広間があり、その各部分にイラン製のガラス器や陶器の生産の歴史の一部が展示されています。
ここに展示されるイラン製ガラスや陶器の珍しいコレクションは、他には見られない品々です。
建物の1階は先史時代の遺物が展示されており、また同階の廊下には、10世紀より前に作られた粘土を使った陶器が並べられているほか、18~19世紀にヨーロッパ諸国で作られたガラスの器が展示されています。
また2階には、イスラム伝来以降の品々が収蔵されています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ