6月 05, 2022 15:40 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「額の白い牛」です。

ペルシャ語での読み方は、Gaav-e piishaanii sefiidとなります。

この慣用句は、どこに行ってもよく知られている、非常に有名であることを意味しています。

これは、顔全体が黒、または茶色い牛の群れの中に1頭だけ額の白い牛がいると、その1頭だけ非常によく目立つことから来ています。

イランでは、大都市から遠く離れた地方や村落地帯などに行くと、羊飼いがたくさんの羊の群れを連れている光景が見られますし、羊よりもさらに大きい牛の群れの中に、額の白い牛がいれば、遠くからでも非常に目立つことになります。

多くの物事の中で1つだけ飛びぬけているものは、よい意味でも悪い意味でも目立ちます。また、大勢の人の中でも強烈な個性を持った人や、ほかの大多数の人と違ったところのある人は何かと注目され、話題に上ることが多いのではないでしょうか。

せっかくなら、ほかの人にはない自分の個性や長所をさらに磨き、よい意味で目立ち、名声を獲得するよう努力したいものですね。それではまた。

 


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