9月 14, 2019 14:52
ペルシャ語はサーマーン朝時代、民族語と見なされていましたが、イランのトルコ系の為政者によって公用語となりました。また、イスラム世界の様々な人々や文化のなかで使われている語彙や概念を受容することができたため、国際語としての力を示したのです。12世紀には、広大なイスラム世界の多くの地域が、イランの文化の影響を受けていた、トルコ系王朝の軍事的、政治的な支配下に置かれました。これらの為政者により、ペルシャ語は中国からインド、現在のトルコに当たる小アジアまで広がり、最も権威のある国際語の1つとなりました。ペルシャ語の影響は、インドといった一部の地域にまで及び、そうした地域の詩人や作家がペルシャ語による作品を世に送り出していました。