Pars Today
米紙ワシントン・ポスト記者のジャマル・カショギ氏が殺害された事件をめぐって同氏婚約者が起こしていた裁判で、米首都ワシントンの連邦地裁が6日火曜、サウジアラビアのムハンマド皇太子に対する原告側の訴えを退けました。
2018年にサウジアラビアの反体制派ジャーナリストであるジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、米政府がサウジのムハンマド皇太子を免責する決定をしたことをうけ、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルがバイデン米大統領を批判しました。
英ガーディアン紙は、2018年に在トルコ・サウジアラビア総領事館で反体制派ジャーナリスト・カショギ氏を殺害した実行犯らがサウジアラビアの首都リヤド市内で潜伏している場所をスクープしました。
米国家情報長官室が、サウジの反体制派ジャーナリスト・カショギ氏暗殺にサウジのムハンマド皇太子が関与していた報告を公表しているにもかかわらず、ブリンケン米国務長官は、同皇太子をこの事件の犯人と呼ぶことを避けました。
言論の自由の擁護を目的としたジャーナリストによる非政府組織「国境なき記者団」が、ドイツの裁判所において、サウジアラビアのムハンマド皇太子をカショギ氏殺害で告訴しました。
サウジアラビア人ジャーナリスト・カショギ氏の暗殺に関する新たな暴露を受け、9.11攻撃の犠牲者の遺族らがバイデン米政権に対し、これらのテロ攻撃へのサウジの関与に関するFBIの捜査の秘密文書を公開するよう求めました。
国連のアグネス・カラマード特別報告者は、サウジアラビア政府に批判的であった同国人ジャーナリストの殺害に関する米国政府の報告に落胆した、と述べました。
米ニューヨークタイムズ紙が、「今や世界は、サウジ皇太子の両手が1人のジャーナリストの血にまみれていることを知っている」と報じました。
サウジ外務省が、同国の反体制派ジャーナリスト・カショギ氏暗殺にムハンマド皇太子が関与したとする米政府の報告は容認できないとしました。
国連特別報告者のアグネス・カラマード氏が、サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャーマール・カショギ氏殺害にムハンマド・サウジアラビア皇太子が関与していたとするアメリカ国家情報長官室の報告について言及し、ムハンマド皇太子への制裁を求めました。