Pars Today
中国外務省の趙立堅報道官が、アメリカによる対イラン制裁の継続を再び批判しました。
中国外務省が「悪意ある」「挑発的な」行為を理由とし、台湾を訪問したペロシ米下院議長と近親者への制裁を決定しました。
イラン国会議長団のメンバーであるサリーミー議員は、高性能遠心分離機へのガス注入は、アメリカがイラン国民に制裁を行使すれば、それに応じて然るべき報復措置を受けることになることを示した、と強調しました。
中国の張軍国連大使が、「我が国は、北朝鮮へのさらなる制裁措置を支持しない」と強調しました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、アメリカは制裁や圧力を行使することで、イランから利益を受けることができずにおり、過剰要求を止めるべきだ、としました。
アメリカが、イランとの取引があったことを口実に、新たに中国、UAEアラブ首長国連邦、シンガポール、マレーシアの企業6社および、パナマ船籍の船舶1隻を制裁対象としました。
ロシアと欧州を結ぶ天然ガス・パイプライン「ノルドストリーム1」は、27日水曜、輸送量が最大容量の20%にまで減少しました。ロシア大統領府のペスコフ報道官は、カナダで修理中のタービン1台がまだ返却されておらず、別の1台にも不具合が生じたとしています。
ロシアへの制裁のため、エネルギー輸入の対ロシア依存脱却をうたう欧州。しかし、7月のロシア産軽油の輸入量は急増し、中断していたノルドストリーム1からのガス供給も再開されるなど、「脱ロシア」には程遠い状況です。
イランの政治評論家モハンマド・マランディ氏が、「アメリカにとってイランとの合意締結は、西側諸国におけるエネルギー危機阻止に向けた賢明な行動である」と語りました。
イラン軍のムーサヴィー総司令官が、イランに対し敵が行う制裁について触れ、「イラン軍は制裁が最も厳しい時期にも、自国の領土保全および独立を守ることができた」と述べました。