イラン国会関係者、「米国はイラン国民に制裁を行使すれば、然るべき報復措置を受ける」
(last modified Wed, 03 Aug 2022 07:59:25 GMT )
8月 03, 2022 16:59 Asia/Tokyo
  • イラン核産業における新世代の遠心分離機への6フッ化ウランガスの注入
    イラン核産業における新世代の遠心分離機への6フッ化ウランガスの注入

イラン国会議長団のメンバーであるサリーミー議員は、高性能遠心分離機へのガス注入は、アメリカがイラン国民に制裁を行使すれば、それに応じて然るべき報復措置を受けることになることを示した、と強調しました。

サリーミー氏は、イルナー通信のインタビューで、先日行われたイラン核産業における新世代の遠心分離機への6フッ化ウランガスの注入について、「この措置は、最近のアメリカによる対イラン制裁行使に適した反応である」と語りました。

また、アメリカ側は、イランに対する彼らの敵対措置は、必ずイランの反応に遭遇することを認識すべきである、とし、「今日、イランの核知識は、後戻りが不可能な段階に到達しており、我々は全力をあげて、核産業での自らの道を歩み続ける」と述べました。

核合意に関係するヨーロッパ諸国がこの合意での取り決めの実施を怠ったことを受け、イラン国会は2020年12月1日、9つの条項で構成される「制裁解除に向けた戦略措置及びイラン国民の利益擁護」法案を可決しました。

この法律の条項として、イラン政府に対し、濃度20%のウラン濃縮の実施、低濃度ウランの備蓄量の増加を義務付けること、イラン原子力庁による高性能遠心分離機IR2MやIR6の使用などが挙げられます。

 


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