May 09, 2021 16:49 Asia/Tokyo

中国の大型ロケット「長征5号B」の残骸が9日、モルディブ沖のインド洋に落下しました。

ロイター通信によりますと、中国国営メディアは中国有人宇宙事業弁公室の話として、残骸が北京時間午前10時24分に大気圏に再突入し、東経72.47度、北緯2.65度の地点に落下したと伝えました。

この地点はモルディブ諸島西方の海上に当たり、大部分は大気との摩擦で燃え尽きたということです。

米宇宙軍司令部は、ロケット残骸がアラビア半島上空で大気圏に再突入したことを確認したものの、破片が陸地や海上に落下したかどうかは不明とし、ウェブサイトに発表した声明で「米宇宙軍司令部は、衝突の正確な場所や破片の大きさについて公表しない。いずれも現時点では不明である」としました。

中国が同型のロケットを打ち上げるのは2回目で、2020年5月に打ち上げた際はアフリカのコートジボアールに破片が落下し、複数の建物に被害が出ましたが、けが人の報告はありませんでした。

中国は4月29日、宇宙ステーションの3人用居住区施設を運ぶために同ロケットを打ち上げました。中国外務省は7日、残骸の大半は再突入で燃え尽き、被害を及ぼす恐れはほとんどないとの見解を示していました。

欧州と米国の監視機関は、グリニッジ標準時の9日未明に大気圏に再突入するとの見通しを示していました。

 

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