米軍ゲート前にガラス等置いたとして、警察が研究者を書類送検
8月 03, 2021 20:45 Asia/Tokyo
警察が3日、ちょう類の研究者を、アメリカ軍北部訓練場のゲートの前に鉄くずやガラスなどを置き、関係者の業務を妨害したなどとして、威力業務妨害などの疑いで書類送検しました。
NHKによりますと、書類送検されたのは、ちょう類研究者の宮城秋乃さん(42)です。
警察によれば、宮城さんはことし4月、北部訓練場のゲート前に、鉄くずやガラスなどを置き、関係者の業務を妨害したとして、威力業務妨害の疑いが持たれています。また、去年から複数回にわたってゲート前に立ち、車の通行を妨害したり、空き瓶などが入った袋をゲート前に投棄したりしたとして、道路交通法違反と廃棄物処理法違反の疑いも持たれています。
警察は、繰り返し警告や指導を行ったものの従わなかったとしてきょう、書類を検察庁に送りました。
一方、宮城さんは、NHKの取材に対し、ゲートの前に空き瓶などを置いたことを認めているものの、それらは、これまでに一部、返還された北部訓練場の跡地に廃棄されていたアメリカ軍のものだとして、「放置すれば生き物や自然界に悪影響を与えるので捨て主である米軍に、片づけろとアピールするために持って行きました」と話しました。
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