9月 29, 2018 21:15 Asia/Tokyo
  • ポンペオ長官
    ポンペオ長官

アメリカ国務省は、ある特別な理由から朝鮮半島での戦争終結の受け入れを急いでいません。

CBSニュースによりますと、北朝鮮の核兵器の完全な廃棄というアメリカ政府の目的からして、アメリカのポンペオ国務長官は、依然として米朝会談の継続を希望していると見られます。もっとも、彼は北朝鮮との会談の用意はあるものの、ある1つの疑問、すなわち朝鮮半島での戦争の終結の正式な宣言の展望はとのようなものか、ということについては意図的に回答を差し控えています。

ポンペオ長官は以前、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長との次期会談における、朝鮮戦争の終結文書に署名する可能性についての質疑に対し、「この問題を理解することは難しく、我々が将来どのような段階に達するかについて、事前に断言するつもりはない。だが、これに関して誤りを犯してはならず、実質的な進歩はすでに見られている」と語りました。

ポンペオ長官はまた、「北朝鮮による、実証としての核兵器の完全な廃棄が行われなければ、北朝鮮に対するアメリカの厳しい制裁をそのまま継続されるだろう。だが、アメリカは北朝鮮を協議の席から退去させないために、将来的に予想される戦争の終結を利用すると思われる」と述べています。

韓半島軍事専門家のデビッド・マクスウェル民主主義防衛財団(EFF)研究員は、「朝鮮戦争の終結の宣言は、もはや不可避である。韓国も北朝鮮も、これを求めており、これに向けた行動を起こすことができる。朝鮮半島からのアメリカ軍の完全な撤退は、中国と北朝鮮の最終的な目的であり、中国の近隣国に駐留するアメリカ軍兵士の数の削減により。中国の地域的な力が増すだろう」としています。

もっともアメリカは、これまで北朝鮮にしかるべきめりとを与えており、現在ではアメリカと韓国による合同軍事訓練も中止されています。そして今度は、北朝鮮が信頼構築に向けてより大きな一歩を踏み出す番がきています。

 

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