米前アフガン和平担当特別代表が、米の失敗を認める
7月 17, 2022 19:18 Asia/Tokyo
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アフガニスタンにおける米軍
米前アフガン和平担当特別代表のザルメイ・ハリルザド氏は、アフガニスタンにおけるアメリカの失敗を認めました。
米軍は2021年8月、20年間の占領の後、屈辱にまみれてアフガニスタンから撤退しました。しかし、米軍駐留の影響は今なお同国に残っています。アフガン国民がまさに今苦しんでいる経済・公衆衛生インフラの破壊、人道・経済危機などがそれです。
昨年8月、ガニ前大統領が辞任・国外脱出したことで、現支配組織タリバンがアフガンの実権を握っています。
アフガニスタン国営通信が17日日曜、伝えたところによりますと、ザルメイ・ハリルザド氏は、アメリカはタリバンにどのように対処すればよいかわかっておらず、いまだに打開策を見つけられていないと述べました。
また、「アメリカは、(2020年2月の米・タリバン間合意である)カタール・ドーハ合意の内容がすべて履行されるようタリバンと現在交渉中である」とし、「アメリカは、孤立し失敗したアフガニスタンを望んでいない」としました。
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