IMF、今年のアジア太平洋地域の経済成長率を4.2%に下方修正
(last modified Sun, 31 Jul 2022 11:04:07 GMT )
7月 31, 2022 20:04 Asia/Tokyo

IMF国際通貨基金が、今年のアジア太平洋地域の経済成長率予測を4.2%に下方修正しました。

イスナー通信によりますと、この数字は今年4月における前回の予測よりも0.7%低く、2021年の同地域の成長率である6.5%よりもはるかに低くなっています。

IMFはまた、アジア太平洋地域の2023年の成長予測を、前回の予測より0.5%低い4.6%に引き下げました。

この下方修正の理由は、ロシアの対ウクライナ攻撃、中国の経済成長の鈍化、そして世界的な金利上昇です。

IMFの予測によりますと、中国の経済成長率は3.3%で、これは去る4月の4.4%という成長予測よりも低くなっています。

IMFは、世界第2位の経済大国である中国の来年の経済成長が4.6%に達すると予測し、同国の今年の成長率が0.5%低下したことは、ゼロコロナ戦略の実施と不動産市場の停滞によるものだとしています。

世界のサプライチェーンと中国経済が統合されている、地域の2大経済国である日本と韓国も、外需の減少とサプライチェーンの混乱により、緩やかに成長すると見られています。

 


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