アゼルバイジャンの人々が、ラシュディ氏の処罰を強調
8月 16, 2022 15:46 Asia/Tokyo
イスラム教とその預言者を冒涜した小説『悪魔の詩』の作者、サルマン・ラシュディ氏が今月12日に襲われ重傷を負ったことをうけ、アゼルバイジャンのイスラム教徒らが、イスラムの信仰を侮辱する者への処罰を求めました。
ラシュディ氏は1988年9月、イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する小説『悪魔の詩』を出版し、世界中のイスラム教徒から怒りの矛先を向けられていました。
同氏は今月12日、米ニューヨーク西部で講演中にナイフで襲われ、重傷を負いました。
IRIB通信によりますと、アゼルバイジャン共和国の人々は、社会的自由を強調しながら、「神を信奉する宗教の価値観を侮辱することは、全人類に対する侮辱である」と表明し、「言論の自由」は聖なるものの侮辱が許される理由にはならないという見解を示しました。