中国外務省報道官、「米はアフガンで学ばず」
8月 16, 2022 16:25 Asia/Tokyo
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中国外務省の汪文斌報道官
中国外務省の汪文斌報道官は、アメリカの介入主義的な政策を批判し、「アメリカはアフガニスタンで何も教訓を得なかったようだ」と述べました。
汪文斌報道官は記者会見で、「アメリカとその同盟諸国はアフガニスタンを20年間占領したが、結局は無様に逃亡した。いわゆる『西側世界の盟主』たる同国は、同盟国を性急な撤退により見捨てる決定を行ったことで、自身の面目を失った」と述べました。
その上で、「(昨年8月の米軍撤退時に)カーブルで起きたことは、アメリカにより押し付けられた『民主化』が失敗したことを示している。なぜなら、ある国が民主主義の方向へ進むのは、その国民により独立した形で、その国の現状に注目しながら行程を続けていくことでのみ可能になるからだ」としました。
同報道官はさらに、「アメリカは70億ドルのアフガン在外資産を凍結し、アフガンの発展と復興のプロセスを阻害した」とし、「さらにアメリカは、民主主義と人権の名のもとに行う世界各地への政治的介入から手を引くことは一切なく、経済やテクノロジーの分野において囲い込みを行おうとさえしている」と述べました。
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