プラスチックごみによる太平洋汚染
8月 17, 2022 20:21 Asia/Tokyo
最新の環境調査結果により、太平洋がプラスチックごみにより汚染されていることがわかりました。
IRIB通信によりますと、英ニューカッスル大学の環境人類学教授は報告書の中で、太平洋上の島嶼国は世界全体のプラスチックごみの1.3%しか排出していないにもかかわらず、他国が排出したプラスチックごみによる汚染の前面に立たされています。
この教授によると、商業活動や観光、漁業によるプラスチックごみや、海流や船舶の航行による海洋ごみが島しょ部に流れ着いているということです。
この報告では、コロナ禍で医療用の使い捨てプラスチックごみが増えたほか、ネット通販による包装ごみなどが増えたことで、この環境危機が発生しているということです。
同教授は、プラスチック袋に代わる手編みの布製袋の利用など、伝統的な知識を忘れるべきではないとしています。
また、プラスチックごみ削減に向けた国連決議が起草されており、2024年までに採択される見込みだとされています。