タリバンが日本大使館再開を歓迎

アフガニスタンの現支配組織タリバンが、同国にある日本大使館の再開を歓迎しました。

日本の報道各社によりますと、タリバン暫定政権は23日日曜、同国首都カーブルにある日本大使館の再開を歓迎するとしています。

タリバン暫定政権のハッカニ内相は、岡田隆駐アフガン大使と会談し、在カーブル日本大使館が再開したことを「2国間の関係強化に向けた効果的な一歩だ」と歓迎して歓迎しました。

またハッカニ氏は、岡田氏らや大使館の安全確保を約束し、岡田大使もアフガン支援継続を表明しています。

在アフガン日本大使館は昨年8月、タリバンによる実権掌握を受け一時閉鎖、今年9月末に業務を再開していました。

現時点で日本は暫定政権を承認していないものの、大使館再開で人道支援を強化する方針です。

アフガンでは、タリバンと旧国軍の戦闘終了で治安が一定程度改善していますが、去る9月上旬にはカーブルのロシア大使館前で6人が死亡する爆発事件が発生しました。

これについては、テロ組織ISISが自爆テロによる犯行声明を出しており、アフガンでは依然として予断を許さない状況が続いています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。