中国が、ドイツ議員団の台湾訪問に抗議
10月 26, 2022 20:18 Asia/Tokyo
中国外務省が、6人のドイツ議員から成る代表団が台湾を訪問したことに抗議しました。
6人のドイツ議員からなる同国議会人権委員会の代表団は23日日曜、4日間の予定で台湾を訪問しました。これは、今月2度目のドイツ議会団の訪台でした。
中国政府は、台湾を自国領土の一部と見なしており、各国が同地域と正式に関係を樹立することに反対しています。
中国外務省は26日水曜、声明においてドイツ代表団に対し、台湾の独立を支持する分離主義勢力との交流を直ちに停止するよう要請しました。
また、ドイツの議員らに対し、「誤ったシグナル」を送らず、「一つの中国」の原則を遵守するように求めました。
そして、「台湾は不可分な中国領土の一部である」と強調するとともに、台湾当局が地域の緊張を高めているとして非難しました。
中国と台湾の間の緊張は、昨年8月にアメリカのナンシー・ペロシ下院議長が行った台湾訪問と、それに続く中国軍の大規模演習実施によって激化しています。
この訪問の直後、中国はアメリカ大使を呼び出して、同国政府の干渉的な行為に対する抗議を伝えました。
中国は、「一つの中国」の原則に基づき台湾を不可分な自国領土の一部と見なしていますが、アメリカ政府、特に現政権は、近年の中国からの抗議にもかかわらず、台湾への武器販売を増加させ、同地域の分離主義勢力をさらに支援しています。
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