韓国軍、「北ミサイルは新型ICBM火星17の可能性」
(last modified Thu, 03 Nov 2022 07:54:38 GMT )
11月 03, 2022 16:54 Asia/Tokyo
  • 北朝鮮のミサイル発射
    北朝鮮のミサイル発射

韓国軍が、「北朝鮮が3日木曜、ICBM新型大陸間弾道ミサイル・火星17を発射した模様だ」と表明しました。

韓国ヨンハプ通信が、同国軍合同参謀本部の発表として報じたところによりますと、北朝鮮は現地時間の3日午前7時40分ごろにピョンヤン・順安付近から日本海(韓国側名称;東海)に向けてICBMを発射しました。

このミサイルの最高高度は約1920キロ、飛行距離は760キロ、最高速度はマッハ15(音速の15倍)だったということです。

発射後、1段目と2段目は正常に分離されたものの、推進力が弱く、弾頭部が正常な速度を出せなかったと見られています。

また、このミサイルは2段目の分離まで行われた後は不正常に飛行し、朝鮮半島東の日本海上に墜落したと推定されています。

一方、北朝鮮はこの日の午前8時39分ごろには西部の平安南道・价川付近から短距離弾道ミサイル(SRBM)2発も日本海(韓国側名称;東海)に発射しました。

日本の岸田首相は3日、首相官邸で記者団に対し、北朝鮮が弾道ミサイルとみられるものを相次いで発射していることについて、「暴挙であり、決して許されるものではない」と北朝鮮側を強く非難しました。

北朝鮮外務省は先月31日夜、「朝鮮半島とその周辺情勢は軍事対立の段階に突入しており、これは米国と韓国の果てしない無謀な行動によるもので、事態は再び深刻な対立に陥っている」としています。

アメリカと韓国は同日、最大規模の合同軍事演習の1つを開始し、双方から数百機の戦闘機が参加しました。

一方、北朝鮮はこの合同軍事演習を非難し、「これは攻撃のショーであり、米韓の敵対的政策の証拠である」と表明しています。

北朝鮮は、「米国が北朝鮮の現体制打倒という敵対的政策を止めるまでは、自らの核・ミサイル計画を撤回しない」としています。

 

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