中国外相が日本に警告、「ゼロサムゲームの虜になるべきでない」
12月 08, 2022 18:52 Asia/Tokyo
中国の王毅外相は日本に対して、「ゼロサムゲームの虜になるのではなく、代わりに中国との協力を模索すべきだ」と警告しました。
共同通信によりますと、王毅外相は7日水曜、日本で開催された「東京―北京フォーラム」にビデオメッセージを寄せ、両国が「永遠の隣国」としてとどまり、「破壊者による干渉に注意すべきだ」と述べました。
王毅氏はその上で、「我々は互いに誠実に振る舞い、ゼロサムゲームにとらわれないようにすべきだ」としました。
今回の王毅外相の発言は、日本政府が今後5年間で防衛費を総額43兆円とすることを決定した中でなされました。
中国外務省の毛寧報道官は日本政府のこの決定について、「日本がこれからも平和的発展の道を維持できるかどうか近隣諸国や国際社会は注視する必要がある」と述べました。
毛氏はまた、アメリカがオーストラリア国内の駐留米軍を増強し、日本にも参加を促していることを批判し、「このような行動は地域の平和を損ねる」としました。
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