中国、「イランは核合意復活交渉で自らの善意を証明」
(last modified Tue, 27 Dec 2022 08:43:06 GMT )
12月 27, 2022 17:43 Asia/Tokyo
  • 中国外務省の毛寧報道官
    中国外務省の毛寧報道官

中国外務省の毛寧報道官が、「イランは核合意実施の再開を話し合う協議において、自らの善意を証明しており、その他の関係国もこの路線を踏襲すべきである」と語りました。

イルナー通信によりますと、毛寧報道官は26日月曜、「イランとの核合意の全ての関係国は、責任をもって協議継続に踏みとどまり、この合意を最短期間で本来の軌道に戻すための外交努力を加速させる責務がある」と述べています。

また、「核合意復活交渉は最終段階にある」とし、「この協議には複数の問題が存在するものの、合意成立の希望は依然として存在する」としました。

さらに、「中国は、イラン核問題の外交的解決、核不拡散体制の擁護、西アジアの平和と安定の維持を目指しての、核合意復活交渉のすべての当事国との協力を継続していく」と述べました。

中国は、これまで再三に、核合意に関して浮上した諸問題や困難の元凶がアメリカであることを強調しています。

核合意をめぐる協議に参加する関係方面のほとんどは、この協議のより早い妥結を望んでいますが、最終的な合意成立には、いくつかの残された重要な問題に関するアメリカの政治的決定が待たれています。

オーストリア・ウィーンで行われた数ヶ月にわたる協議からは、アメリカ政府が国内問題やシオニスト政権イスラエルの圧力のために核合意復帰を決断できるだけの力を持たないことが証明されました。同国はこのような背景から、責任を他者に擦り付け、イランに対してまやかしの期限を切るといった戦術に出ています。

 


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