中国が対ロシア兵器供与検討を否定、「米の主張は虚偽」
(last modified Mon, 20 Feb 2023 11:10:13 GMT )
2月 20, 2023 20:10 Asia/Tokyo
  • 中国外務省の汪文斌報道官
    中国外務省の汪文斌報道官

中国が、対ロシア兵器供与の検討に関するアメリカの主張を強く否定しました。

フランス通信によりますと、中国外務省の汪文斌報道官は20日月曜、「中国はウクライナ特殊軍事作戦を続けるロシアへの兵器供与を検討している」という米国の主張を「虚偽」だとして厳しく非難しました。

米国のアントニー・ブリンケン国務長官もこれに先立ち、中国は現在、ロシア政府への「弾薬から武器」まで「死を招く支援の提供を検討している」と述べていました。

これを受けて汪報道官は「戦場に兵器を際限なく送り込んでいるのは米国であって中国ではない」と反論しました。

そして、「われわれは米国に対し、自らの行動を真摯(しんし)に顧みるとともに、事態を改善し、平和と対話を促し、責任転嫁と虚偽情報の拡散を防止するためのさらなる努力を求める」と訴えました。

その一方で同報道官は、ウクライナ問題における中国の方向性を一言でまとめるなら「平和と対話の促進」だと述べています。
 


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