4月 02, 2023 19:13 Asia/Tokyo

中米グアテマラ訪問中の台湾の蔡英文総統が、ジャマテイ・グアテマラ大統領と共にマヤ文明の遺跡都市を訪れ、中国の外交攻勢の下、緊密な関係を維持する方針を確認しました。

フランス通信によりますと、両首脳は1日土曜、ピラミッド型の「大ジャガーの神殿」の前で握手し、またかがり火がたかれる中、マヤのダンスやマヤ時代に行われていた球技を見学しました。

ジャマテイ大統領は蔡総統と記者会見に臨み、台湾は「唯一の真の中国だ」と述べました。

台湾をめぐっては先ごろ、同じく中米のホンジュラスが国交を断絶しており、これにより台湾と正式な外交関係を持つ国はグアテマラを含め13か国となっています。

なお、蔡総統は2日日曜には台湾の資金援助で建てられた西部の病院を訪問した後、次の訪問国ベリーズに向けて出発することになっています。

また、中米歴訪を終えた後は米カリフォルニア州に立ち寄り、ケビン・マッカーシー下院議長と会談する予定です。

蔡総統のこうした行動について、中国は「火遊び」をやめるよう米側に警告しています。

 


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