中国が、気象衛星「風雲3号G」の打ち上げに成功
4月 16, 2023 17:09 Asia/Tokyo
中国航天科技集団(CASC)は16日午前、気象衛星「風雲3号G」の打ち上げに成功したと発表しました。
CASCによると、打ち上げは現地時間16日午前9時36分(日本時間午前10時36分)、甘粛省酒泉市にある酒泉衛星発射センターから行われ、風雲3号Gは予定通り地球の軌道に入ったということです。
打ち上げに際して中国当局は、沖縄県・尖閣諸島に近い日本の排他的経済水域(EEZ)の一部に、飛行・航行禁止区域を設定しました。日本政府はこれについて、船舶などに影響を与えないよう中国側に申し入れを行いました。
また、中国海事局も、台湾北部の沖合の東シナ海でロケットの残骸が落下する可能性があるとして、日本時間の16日午前10時から午後4時まで一部の海域で船舶の航行を禁止すると発表しました。
台湾国防部は打ち上げから約1時間後に声明を発表し、「ロケットの残骸の一部が台湾北方の海上警戒区域に落下したが、領土の安全に影響はない」としました。
中国当局によると、風雲3号Gは降水量の観測などに利用されるということです。
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