エジプト古代神殿から釈迦像出土、インドと交易の印
(last modified Sat, 29 Apr 2023 10:29:24 GMT )
4月 29, 2023 19:29 Asia/Tokyo
  • エジプト古代神殿から釈迦像出土 インドと交易の印
    エジプト古代神殿から釈迦像出土 インドと交易の印

エジプトの古代神殿から釈迦像が出土し、インドとの交易の印として注目が集まっています。

フランス通信によります、エジプトの観光・考古省は今月26日、紅海に面する古代の港湾都市ベレニケで釈迦(しゃか)像が見つかったと発表しました。

像はローマ帝国時代のもので、ポーランドと米国のチームが「ベレニケの古代神殿の発掘調査中に見つけた」ということです。

見つかった釈迦像は高さ71センチにも及びますが、右脚を含む右半身が欠けています。また頭には後光が差し、脇にはハスの花が彫られています。

今回の発見について、エジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長は、今回の発見について「ローマ帝国時代のエジプトとインドが交易していたことを示す重要な印だ」と述べました。

ワジリ氏によりますと、ベレニケはローマ帝国時代のエジプトでは最大級の港で、インドから香辛料や半貴石、織物、象牙を積んだ船が頻繁に訪れていたとされています。

 


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