アフガニスタン戦争時の米軍内で、女性兵士が非倫理的扱い受ける
May 24, 2023 20:53 Asia/Tokyo
ニュース・分析サイト「The Conversation」が、アフガニスタン戦争時の米軍内で女性兵士が倫理にもとる扱いを受けていたことを明らかにしました。
この記事の中では、米軍が2011年、戦闘任務において男性の傍らで働かせるため、女性で構成された部隊を広範囲に訓練していたことが明らかにされました。
これは当時、直接的戦闘任務への女性の配備が禁止されていた中で行われていました。
女性兵士を悪用するという、米軍のアフガニスタン戦争時の軍事作戦おける新たな側面が暴露されたことは、アメリカ政府がアフガニスタンで目的到達のためにあらゆる越えてはならない一線を越え、最低限の倫理的な基準も守っていなかったことが示しています。
アメリカはジョージ・W・ブッシュ大統領時代の2001年、9月11日の同時多発テロ発生を受けて、世界規模でのテロとの戦いを口実に、当時アフガニスタンを支配していたタリバン政権をテロ組織・アルカイダの同胞だと非難して、同国へ攻め込み占領しました。 米軍の占領最盛期だった2011年、アフガニスタンに駐留する米軍およびNATO軍は14万人超に達していました。
しかし、米軍とNATO軍が戦争で荒廃したアフガニスタンに20年間も駐留し続けたのにもかかわらず、同国で起きたことは、治安や貧困の悪化、麻薬の生産・密貿易の拡大、テロの蔓延のみでした。米軍は最終的に、アフガニスタン政府の後方支援を止めて撤退し、同政府の崩壊およびタリバンによる同国の最掌握の下地を整えました。
タグ