6月 04, 2023 17:06 Asia/Tokyo
  • ミャンマー・ロヒンギャ族難民
    ミャンマー・ロヒンギャ族難民

人権活動家らは、難民となったミャンマーのロヒンギャ族数十万人が飢餓や病気によって人道的危機に立たされていると警告しました。

ミャンマー西部ラカイン州に住んでいたイスラム系少数民族のロヒンギャ族100万人余りは、2017年8月以降に激化した同国軍隊や過激派仏教徒らの弾圧を逃れて多くが難民となり、隣国バングラデシュの南東部にある不適切な難民キャンプでの生活を余儀なくされています。

IRIB通信によりますと、あるミャンマー人の人権活動家は複数のメディアに対し、「ミャンマーやバングラデシュで生活するロヒンギャ族難民への国際機関の支援は、一人当たり月額約8ドルという、一日に一回、質素な食事さえ賄うことができないほどの、ごくわずかな金額だ」と語りました。

イスラム系少数民族のロヒンギャ族は、数十年に渡りミャンマー政府から市民権や社会サービスを制限され、差別や暴力に直面し続けてきました。

ミャンマーの軍事政府は、ロヒンギャ族への虐待、拷問、殺戮により国際的な圧力を受けていますが、この圧力を回避しようと、ロヒンギャ族難民帰国のためにバングラデシュへ代表団を送ることがあります。しかし、識者によればこの行動は、責任逃れのための見せ掛け以外の何ものでもないということです。

 


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