米が台湾海峡で挑発行為

ブリンケン米国務長官の訪中からわずか1日、米沿岸警備隊の船が台湾海峡を通過しました。

先日のブリンケン国務長官の訪中後も、米中関係の緊張は緩和する気配がありません。

ブリンケン氏との会談で中国当局は、米側に対し台湾海峡での挑発行為をやめるよう求めましたが、依然としてそのような行為は続いています。

米国は中国に対する圧力として、台湾と密接な軍事協力を進めており、台湾軍の演習を米軍幹部が視察したこともあります。

こうした中、米第7艦隊は22日、同国の沿岸警備隊の船が台湾海峡を通過したことを明らかにし、中国側はこれに抗議しました。ブリンケン氏の訪中からわずか1日後の出来事です。

近年、米艦船による台湾海峡通過に中国側は神経を尖らせており、挑発行為とみなしています。

国際機関や米国を含む世界の大半の国は、台湾を中国の一部とする「ひとつの中国」原則を採用しており、台湾を独立国と承認している国はほとんどありません。

中国は、西側諸国の高官が台湾側と接触することは、「ひとつの中国」原則に反するとして、かねてから警告しています。

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