英特殊部隊、アフガン駐留中に民間人80人以上殺害か
7月 03, 2023 20:39 Asia/Tokyo
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アフガニスタンに駐留していたイギリス軍
イギリス軍のSAS特殊空挺部隊が、アフガニスタンでの駐留時に同国で民間人80人を殺害した疑いがもたれています。
英米とその同盟国の軍隊は、20年に渡ったアフガン駐留中に、無数の犯罪に手を染めました。
イギリスのメディアが公表した報告では、SASの部隊は、アフガニスタンで繰り返し民間人や拘束者を殺害し、誰がより多い人数を殺したかで互いに競争さえしていたということです。
この件をめぐり行われてきた調査では、SASがこれらの犯罪を隠蔽し、さらにイギリス政府の関係者もこの隠蔽に加担していたことが示されました。
イギリスの新聞ガーディアーンによれば、複数のアフガニスタン人家庭の代理人となっている弁護士団は、2010年から2013年までに起きた数十人のアフガニスタン民間人殺害事件の全容を解明するため、多方面から調査を行っていると発表しています。
この弁護士団は、同期間にアフガニスタンでは計80人の死亡につながった少なくとも30の不審事件が発生したものの、これまでにこれに関する独立した調査は行われてこなかったと指摘しています。
この事件の容疑者らは、SASの3つの隊のメンバーで、アフガニスタン占領時代に同国で巡回任務を行う最中、銃器を所持する可能性がある年恰好だという理由でこれらの人々を殺害したとされています。
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