7月 19, 2023 17:40 Asia/Tokyo
  • 北朝鮮の弾道ミサイル発射
    北朝鮮の弾道ミサイル発射

北朝鮮が現地時間の19日水曜午前3時半ごろから同3時46分ごろにかけて、同国首都ピョンヤンの順安付近から朝鮮半島東の日本海(韓国側呼称・東海)上に向け、短距離弾道ミサイル2発を発射しました。

韓国ヨンハプ通信が、同国軍合同参謀本部の発表として報じたところによりますと、北朝鮮弾道ミサイルを発射したのは大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」を発射した今月12日以来となります。

今回の発射は韓国と米国が18日火曜に拡大抑止に関する協議体「核協議グループ(NCG)」の初会合を開催し、核兵器を搭載できる米国の戦略原子力潜水艦(SSBN)「ケンタッキー」が韓国南部・釜山に寄港したことへの反応とみられます。

また、日本の防衛省が19日午前、発表したところによりますと、1発目は現地時間の同日午前3時29分頃、2発目は午前3時45分頃に発射されたということです。

飛行距離はそれぞれ約550キロ・メートルと約600キロ・メートルで、2発とも最高高度は約50キロ・メートルだったとされています。

これらのミサイルは、迎撃が難しいとされる変則軌道で飛行した可能性があり、同省が詳しく分析中です。

さらに、これらのミサイルはいずれも日本のEEZ排他的経済水域外の日本海に落下したと推定され、航空機や船舶への被害は確認されていません。

 

 

日本の浜田防衛相は19日午前、防衛省で記者団に「容認できない」と強く非難し、北朝鮮による弾道ミサイル発射は国連安保理決議違反だとしました。

このことを踏まえ、日本政府は中国・北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に厳重に抗議しました。

一方で、北朝鮮は地域におけるアメリカとその同盟国の合同軍事訓練を、地域の平和と安定をかく乱するものだとし、アメリカが北朝鮮に対する敵対行為を止めない限り、自らの核・ミサイル計画を続行すると主張しています。

 


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