9月 26, 2023 17:22 Asia/Tokyo

アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフ地域から、これまでに6650人以上がアルメニアに避難しています。

ロイター通信が25日月曜、アルメニア政府の発表として報じたところによりますと、アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフから脱出しアルメニアに到着した避難民は少なくとも6650人超に達しました。

アゼルバイジャン側が先週、ナゴルノカラバフのアルメニア系住民実効支配地域に対し軍事行動を起こし事実上勝利したことから、迫害や民族浄化を恐れるアルメニア系住民の多くが当地を脱出しています。

 

アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフから脱出しアルメニアに到着した避難民

 

ナゴルノカラバフのアルメニア系の指導者が今月24日に語ったところでは、12万人のアルメニア系住民がこの地域で引き続き暮らすことを望んでいないということです。

現地で撮影された動画には、アルメニアに向かう道路が大渋滞している様子が写っています。

トルコのエルドアン大統領は25日、アルメニア、イラン、トルコに接するアゼルバイジャンの飛び地、ナヒチェバンを訪問しました。

そして同地でアゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談し、アルメニアを経由して両国間に陸路の回廊を設ける可能性を示唆しましたが、アルメニアはこの構想に反対しています。

 

アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフから脱出しアルメニアに到着した避難民

 

ナゴルノカラバフ地域は、地理的にはアゼルバイジャン領内にあり、国際的にも同国の領土と見なされていますが、旧来からアルメニア系住民が多数を占めています。

イランは、この両国と陸続きの国境を有する近隣国として、常にナゴルノカラバフ問題の平和的な解決を求めています。

 


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